Didotポイント (dd) からポストスクリプトポイント (pt) への変換

Didotポイント (dd) とは

Didotポイント（dd）は、フランスの活字設計者であるイプリーン・ディド（Francisco Didot）に由来するタイポグラフィの単位です。主に印刷業界で使用され、特にヨーロッパの印刷物において伝統的に採用されてきました。この単位は、主にフォントサイズや行間の測定に利用されます。

ポストスクリプトポイント (pt) とは

ポストスクリプトポイント（pt）は、Adobe Systems が開発したデジタル印刷技術で使用されるタイポグラフィ単位です。米国を中心とした業界標準として広く受け入れられ、コンピュータでデジタルデザインを行う際によく使用されます。この単位もフォントサイズや行間の測定に使われますが、Didotポイントとは異なる基準で設定されています。

変換式

Didotポイント（dd）からポストスクリプトポイント（pt）への変換は、以下の式で表されます：

逆に、ポストスクリプトポイント（pt）からDidotポイント（dd）への変換は次のようになります：

例

以下に、いくつかの具体的な変換の例を示します。

• 5 (dd) は次のように変換されます：

  5(dd)=5×1.065657≈5.328283(pt)

• 2 (dd) の場合：

  2(dd)=2×1.065657≈2.131313(pt)

• 17 (dd) の場合：

  17(dd)=17×1.065657≈18.11616(pt)

逆も同様です。

• 5 (pt) をDidotポイントに変換すると：

  5(pt)=5×0.9383885≈4.691943(dd)

• 2 (pt) の場合：

  2(pt)=2×0.9383885≈1.876777(dd)

• 17 (pt) の場合：

  17(pt)=17×0.9383885≈15.9526(dd)